2009年8月20日木曜日

白いホンダ・シビックの話

うちのアパートの1階にはインターネットカフェがある。1時間の料金は15バーツ、できたばっかりでコンピュータも椅子も新しいからだろうか、いつもゲームやネットで遊ぶ子供達でにぎわっている。

店のオーナーは20代後半くらいの若い夫婦。旦那さんは無職でいつも店番をしており、奥さんは公務員のようだ。奥さんも夜や土日はお店を手伝っている。

その旦那さんが、新車を買った。写真にあるのと同じ、白いホンダ・シビック。実はおれもこの白いシビックが好きで、次に買うならこれだと思っているので、好みが似ているのかもしれない。

旦那さんはいつも店番をしているので、いつ乗るのだろうと思って興味深く見ていたら、彼の行動パターンが大体わかった。

まず、お店の開店のときに、近所の駐車場にクルマを取りに行き、乗ってくる。その距離、わずか200メートル。お店の前にクルマを止めると、夕方まで働き、奥さんが帰ってくるとクルマを駐車場に戻しにいく。

あれ、そうすると、近所の駐車場とお店を往復しているだけ?どうしてクルマを買ったの?と思うでしょう。しかし、日本から遠く離れたこの国では、クルマはいまなおステータスであり、彼はそれを持ちたいがために買ったのだと思う。

そういえば、5年前に建売住宅地のような場所に住んでいたとき、近所のおじさんが新車を買って、道行く人をつかまえては「新車買っちゃったよ〜120万バーツもしちゃったよ〜」と自慢しているのを見た。

がんばって働いて車を買って家を買う、という将来の夢に、かつての日本人は疑問を持たなかった。そんな幻想がまだタイにはあるように思える。

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