2009年8月31日月曜日

日本の国力

日本にいるときはあまり意識しなかったけど、海外に出て働いてみると、日本人だというただそれだけで有利なことが多い。要するに国籍によって損得がある。単純に言えばおれの日本国籍は得で、みーさんのラオス国籍は損だ。生まれながら不平等があるのはとても嫌なことだけど、実際にあるものは仕方がない。実際にどんな損得があるのか挙げてみる。


・他国に入国するときの査証や入国審査の違い。日本人はビザなし入国できる国が多い。

・経済力。生まれながらにして高い生活レベルや教育レベルを受けられる可能性が高い。

・企業の数。世界各国に日系企業がいれば、それだけ日本人が各地で職を得やすくなる。おれがタイで働けるのも日系企業がタイに進出しているおかげ。ラオス企業はあんまりないので、みーさんがラオス企業で働ける可能性は少ない。

・人口。日本人は1億人で、世界第10位。人口が多ければ、それだけ母国語を使う機会が多い。日本人とラオス人が素晴らしく英語が出来たとする。英日の翻訳で身を立てることができても、英老(ラオス)の翻訳は需要が少なくて難しいだろう。

・文化。知名度。日本の本やマンガや映画は翻訳され世界に輸出され、多くの観光客が日本を訪れる。日本人とわかれば好感を持つ国の方が多い。


こうやって書いてみると、それぞれは独立しているわけじゃなくて、人口をベースに関係し合っている。人口x経済力=国力、のような感じだろうか。将来は、日本の人口は減り、世界の人口の多い国順に、インド、中国、米国、パキスタン、ナイジェリア、インドネシアとなるらしい。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1151.html

もしかしたら、日本の国力は今がピークで、おれあたりがその得を一番享受しているのかもしれません。

2009年8月30日日曜日

工場の近所の空き地で火事、他雑文

工場の昼下がり、近所からいきなり黒い煙が上がった。火事か〜!と思って駆けつけてみると、燃えているのは工場ではなく、工場の外にある空き地。どうやら、誰かが捨てたゴミに火がついたらしい。


火がくすぶっているゴミを捨てたのか、それともゴミを捨てて火をつけて逃げたのか。真相は藪の中だけど、あっという間に消防車が来て火を消していった。


火事があった現場は、工場の外に広がる葦の湿地帯。いまは雨季で水があり葦も濡れているから火は広がらなかったけど、乾季だったら大火事になったかもしれない。


今日は本棚の整理をした。文庫本を日本人作家と外国人作家に分けて、あいうえお順と ABC
順に並べた。もう2度と読まないであろう☆2つ以下の本は除いた。これはタイの獄中にいる日本人に差し入れしようかとも思ったけど、つまらない本をあげるのもなんだかなー、と思う。どうしましょう。昼ごはんはタマゴ入りラーメン。久しぶりに調理をしたら、最近買ったばかりの電磁調理器のケーブルが熱くなっている。容量が足りないようなので、Zeer
に行ったときに壁付けのコンセントを買う。あとで大家さんに取り付けてもらおう。夕飯はEZY(?)
というクーポン食堂でスパゲティを食べた。この店のスパゲッティは黒胡椒が効いていてとてもうまい。駐車場に入るとき、係員の女性に「奥さん実家帰ったの?」と聞かれた。「アパートにいるよ」と答えたけど、なんでそう思ったんでしょうね。

2009年8月29日土曜日

日本のマンガをタイ語に翻訳する在宅の仕事

学校でみーさんが同級生から聞いてきた話。


その同級生は、ちょっと前までは日系の工場で通訳として働いていたけど、とても大変だったので辞めた。いまは、自宅で日本のマンガをタイ語に翻訳する仕事をしている。日本語の2級を持っている人なら、トライアルを受けることができる。トライアルは、出版社に行き、日本語のマンガ20枚をタイ語に翻訳する。時間の制限はなくて、辞書を持ち込んでも良い。その同級生は、2時間半かかって終えて、合格することができた。気になる収入は、最初は1枚15バーツ(=45円)、月収だいたい1万バーツ(=3万円)から始まり、慣れるにしたがって収入も上がるとのこと。いまは月に数万バーツを稼ぎ、仕事のストレスも全くないそうだ。


日本の工場で、通訳として働くのが苦労する、というのはよくわかる。日系工場で通訳を必要とする人間は、言葉についてあまり考えたことがないために、通訳が苦労することが多いように見える。よくあるのは、長く話しすぎて、通訳の容量を超える。精神論を語り始めて、通訳の能力を超える。通訳を使うときは、簡単に一行づつ話すようにしたほうがいいと思う。高レベルな通訳なら何を話しても大丈夫だけど、一般的な通訳には配慮が必要だ。そうしないと、日本人は通訳が使えないと怒り、通訳はストレスで退職し、現場は混乱して、誰も幸せになれない。


このマンガの翻訳は、日本語を勉強する若いタイ人にとってはとても魅力的な話だ。みーさんもやりたいと言っているけど、みーさんはラオス人でタイ人ではないので、いまはまだできないだろう。日本語の擬音をタイ語に翻訳するのは難しいし、タイ語を書くのもまだ完璧じゃない。しばらくは日本語もタイ語も勉強して、将来は挑戦してみたいなので、応援しよう。おれもタイ語の勉強をがんばろう!

2009年8月26日水曜日

外国人実習生に対する反応

外国人実習生 過酷労働に悲鳴
という記事に対する反応を見ていたら、すごーく嫌な気分になった。

http://news.mixi.jp/list_quote_diary.pl?id=940065

そもそも、外国人研修・技能実習制度というのは、「研修」という建前で、実際には安価な労働力で外国人を雇用しているだけ、という企業が多い。この記事の問題は、それに加えて、最初に提示した条件を守らなかった企業があるという話。契約を破った企業と、契約を守ってもらえなかった人たち。冷静に考えれば、どちらが間違っているかは明らかなのに、外国人だからといって差別する人がとても多いのは悲しい。


外国人労働者については、少し前までは、これから日本は高齢化して労働力が少なくなるので、外国人労働者を受け入れざるを得ないと思ってきたけど、そうじゃないかもと思い始めた。すこし考えをが変わった。

もしかすると、日本はもう労働人口が余っているのかもしれない。だから、外国人労働者を受け入れる必要はなくて、いまある労働力だけで足りるのかもしれない。

さらに、こういう外国人差別があるのを見ると、外国人が日本に来て嫌な思いをするよりは、来ないほうが良いのかもしれないと思う。

2009年8月25日火曜日

パスポート番号は変わる

銀行に行って新しい口座を開いたので、家に帰ってからインターネット経由で開こうとしたら、「パスポート番号が違います」というエラーになって、それ以上手続きを進めることができなかった。

よく考えてみると、銀行の口座を開いたのはもう5年以上前で、そのときのパスポートは
2000年発行の古いものだった。そのパスポートの期限が2010年に切れるので、早めに更新しておこうと思って、今年の一月にパスポートを更新した。

古いパスポートと新しいパスポートでは、パスポート番号が違う。日本のパスポートの場合は、更新するたびに新しい番号になるそうだ。

銀行の口座を開いたときは、古いパスポートを使った。そのパスポート番号が銀行のデータベースに登録されていて、新しい口座のパスポート番号と比較したら違う番号だったため、エラーになったようだ。

次の休みに、口座を作った銀行にもう一回行って、口座を作ってくれたおねーちゃんに相談してみた。おねーちゃんは、「口座を作った支店に行けば、新しいパスポート番号を登録できる」と言ったので、じゃあその支店に行こうと思ったのだけど、横にいたおねーちゃんの上司のおっちゃんは、「それは変えられない。絶対無理」と言う。

彼が言うには、そもそもタイの ID カードの番号は生涯変わらないので、銀行のシステムは ID
番号を変えられないようにできているそうだ。前にもインド人が来て、同じ問題があった。何で日本やインドは、ころころ番号を変えるんだろうな?と聞かれたので、どうしてでしょうね?と答えたが、そんなことはおれも知らない。

普通に考えれば、パスポートの番号は変えないほうが管理がしやすい筈だ。例えばタイで捕まって、それ以降の入国を拒否されても、パスポートを作り直せば、パスポート番号が変わるのでまた入国できるかもしれない。誕生日と名前と顔写真が同じなので、突っ込まれたら「あれは双子の兄なんですよ」と言い訳しよう。

2009年8月24日月曜日

究極のラジオページ

僕の好きなタイの交通情報番組ジョー・ソー・ローイのホームページを見たら、えらい革新的な作りになっていて驚いた。百聞は一見にしかず。ちょっと開いてみてください。

http://www.js100.com/

ページを開くと、ラジオの生放送が流れるだけ。ラジオ番組だから、ラジオの放送を一番前に持ってくるというこの姿勢は、超シンプルで格好良い。初期の
Google みたいです。普通のホームページは実は後ろに隠れているんですが。

http://www.js100.com/2552/

タイ語のラジオを聴くのは聴解の練習になるので、自動車に乗っているときはなるべくこの番組を聴くようにしていたら、いまはかなり理解できるようになりました。けれども、交通情報ではなくニュースになると、知らない単語が出てきてよくわからないことがあるので、これからも勉強を続けて、完全にわかるようになりたいものです。年初に書いた今年の目標の一つ「タイ語の勉強」は、がんばって続けております。最近またやる気が出てきましたよ。

ところで、日本のテレビ・ラジオって、放送をそのままインターネットで流すことができないんですね。タイでは驚くことに、ほとんどのテレビ・ラジオ局が、自身のホームページ上でも放送を流しています。著作権をどのように扱っているかはわかりませんが、視聴者にとって便利なことには間違いありません。

2009年8月23日日曜日

タイのガソリンスタンドについて

いったんは落ち着いたに見えた自動車用のガソリン価格がまた上がってきました。タイではガソリンの価格は政府によって決められるので、ほとんど全てのガソリンスタンドで同じ価格で販売しています。僕の使っている、アルコール10%入りハイオクガソリンの価格は
32.14B/L(96円)です。このサイトで見ることができます。http://www.eppo.go.th/retail_prices.html

むかし読んだ本には、ガソリンのような商品の場合、品質はどこで買っても同じと思われるので、消費者はブランドで選ぶことはなく、ただ価格だけを見て購入する、という説明がありました。この説明は、日本についてはその通りだと思いますが、価格が一律であるタイのような国については当てはまりません。

タイにあるガソリンスタンドは、タイ最大の企業であるPTT、外資系のエッソ、シェル、カルテックス、タイ資本のバイチャークなどなど。価格が同じ、品質は「エッソが良い」という人もいますが、実際にはほとんど変わらない。消費者は、何を基準に行動するのでしょう?

僕の場合、まず立地はあまり関係ありません。会社に行き帰りの 40km
に、ほとんど全種類のガソリンスタンドがあるので、どこかに行こうと思ったらそこに行ける。良いスタンドの条件とは
・領収書の発行が素早い(手書きではなく、コンピュータで発行)
・トイレがきれい(とくにみーさんがこだわります)
・コンビニがある
の3点でしょう。これを全て満たすのは、写真にある JET というガソリンスタンドだけで、僕はこの JET
を愛用しています。ただし、昨年に業界最大手の PTT に買収されてしまいました。その後、PTT には元からあった店舗と、JET
を回収した店舗の2系列があるのですが、JET のコンビニ Jiffy はまだ健在なので、これがある元 JET の PTT
に入ることにしています。

他のガソリンスタンドも、販売価格では競争できないんだから、上に挙げた3点のような顧客サービスに努めればいいのに、全くやる気がないようです。特にエッソ・シェルのトイレの汚さはひどい。経営者は、何をしているんだろうと思います。

2009年8月20日木曜日

白いホンダ・シビックの話

うちのアパートの1階にはインターネットカフェがある。1時間の料金は15バーツ、できたばっかりでコンピュータも椅子も新しいからだろうか、いつもゲームやネットで遊ぶ子供達でにぎわっている。

店のオーナーは20代後半くらいの若い夫婦。旦那さんは無職でいつも店番をしており、奥さんは公務員のようだ。奥さんも夜や土日はお店を手伝っている。

その旦那さんが、新車を買った。写真にあるのと同じ、白いホンダ・シビック。実はおれもこの白いシビックが好きで、次に買うならこれだと思っているので、好みが似ているのかもしれない。

旦那さんはいつも店番をしているので、いつ乗るのだろうと思って興味深く見ていたら、彼の行動パターンが大体わかった。

まず、お店の開店のときに、近所の駐車場にクルマを取りに行き、乗ってくる。その距離、わずか200メートル。お店の前にクルマを止めると、夕方まで働き、奥さんが帰ってくるとクルマを駐車場に戻しにいく。

あれ、そうすると、近所の駐車場とお店を往復しているだけ?どうしてクルマを買ったの?と思うでしょう。しかし、日本から遠く離れたこの国では、クルマはいまなおステータスであり、彼はそれを持ちたいがために買ったのだと思う。

そういえば、5年前に建売住宅地のような場所に住んでいたとき、近所のおじさんが新車を買って、道行く人をつかまえては「新車買っちゃったよ〜120万バーツもしちゃったよ〜」と自慢しているのを見た。

がんばって働いて車を買って家を買う、という将来の夢に、かつての日本人は疑問を持たなかった。そんな幻想がまだタイにはあるように思える。

2009年8月19日水曜日

双子の卵、通称 "にこたま" ?

きのうの日記に書いたお祭りは3日間続くそうで、今日もアパートの窓から踊りの音楽が聞こえてくる。

みーさんがお祭りに行って、面白いものを買ってきた。写真のような、黄身が2個入っているタマゴ。通称 "にこたま"
だそうです。うーむ、こんなのあるんですね。初めて見ました。よく観察すると、ふつうのタマゴより、ちょっと縦長で大きめです。

なんでも、双子のタマゴばっかりを産むニワトリがいるそうで、みーさんが買ったお店は、その "にこたま"
ばかりを売っているとのこと。お値段は15個で75バーツ(220円)。ふつうのタマゴは6個で32バーツくらいなので、一個当たりの単価だとほとんど同じですね。

この "にこたま"、結構な人気商品のようで、早く買わないと売り切れてしまうそう。このタマゴを使うなら、目玉焼きやゆで卵のように、黄身を潰さない料理がいいなぁ。

ランシット市場のお祭り

近所のランシット市場で、お祭りをやっていました。実際にはお祭りではなくて、不景気対策のため、安い衣類や食べ物を売る市を3日間だけ開くということらしいんですが、小さなテントの屋台で物を売って、特設舞台で歌や踊りをやっているのを見ると、小さなお祭りのような雰囲気です。

一枚目の写真は、舞台でやっていたタイの舞踏。何と呼ぶのかは知らないのだけど、人形のようなカクカクした動きをする踊り手と、それを操っている演技をする黒子が1組になる踊り。初めて観たけど、人形のような動きがなかなか面白い。

舞台を観たあとは、「FF というインスタントラーメンを1バーツで売りまーす!」という声が聞こえたので、みーさんと一緒に走って行って並びました。定価は5バーツ。例えるなら、60円のラーメンが10円という感じでしょうか。

こんなラーメン、スーパーに行けば好きなだけ買えるんだけど、反射的に走って行列に並んで、買った後はものすごく儲かった!と思うのはどうしてなんでしょうね。みーさんは、買った後も興奮冷めやらず、「もう1回並ぼう!」と言ってました(並ばなかったけど)。

開店セールのときは、テレビを無料で配るよりも、1000円で売ったほうが客寄せの効果があると聞いたことがあります。そういった客寄せの心理技巧のひとつなのかもしれません。

3枚目は、近所の市場にあるペットショップで働いている、オリエン号(左)とカイトゥン号(右)。トラックの荷台に載って、はいチーズ。