2011年11月20日日曜日

水の都ランシット(水没1ヶ月)

前回のエントリ(2011年タイ大洪水の原因は?)では、コメントをたくさん頂きありがとうございました。

英語の記事をちょっと紹介しただけのつもりが、Google 先生で「タイ 洪水 原因」と検索すると3位に入る健闘、我ながら驚いております。その後日本の新聞からも良記事がたくさん出ていますので、そちらもご参考にされるとよろしいかと。
他にも良い記事があったらコメント欄で教えて頂けると助かります。

タイに住む人間と、タイで活動する企業にとっての関心は、来年以降もこの洪水は起きるのか?政府の対策によって、来年以降は洪水を防げるのか?という点です。

来年の5月からまた雨季が始まります。今年と同じく、また多くの雨が降るかもしれません。その対処を間違えれば、また今年と同じ洪水が起きるでしょう。

アユタヤ周辺で水没した日系企業の一部は、今回の洪水で被害を受けなかった、また今後も受けないであろう、チョンブリ県・ラヨーン県への移転を決定しています。これは復旧するよりも移転したほうが良いという判断であり、来年以降も洪水が起きるリスクを考慮したのでしょう。

今回の洪水は、タイ国内での政争の道具にもなりました。またいつのまにかタクシン元首相の恩赦令が閣議決定されてます。この政争の中、洪水を防ぐ対策が取れるのでしょうか。今後の治水政策に注目です。


さて、我がランシットの状況もご紹介しましょう。ランシット・パトゥムタニ通りが冠水し始めたのは10月16日。そのときから貴重品・服・食料・奥さん(笑)などを持ち、アパートから脱出しました。

その後水位が上がり、ウチのアパートの1階は完全に水没。近所の人が避難せずに残ったので電話で状況を聞いたところ、しばらくは電気・水道・下水も止まり、移動は舟。流れが早いので手漕ぎボートは使えず、エンジン付きのボートでないと移動できないとのことでした。いまは電気・水道は復旧したものの、水はあまり下がってないそうです(僕の部屋は階上にありますので、直接の被害はありません)。

そんなわけでもう1ヶ月以上、部屋は帰っておらず、いまはバンコクで仮住まいをしています。無理すれば部屋に帰れるのですが、移動手段がなく通勤できないこと、帰るには汚水に入らざるを得ないこと、食べ物を手に入れるのが大変なこと、などから、水が引くまでは無理して帰らず、バンコクにいるつもりです。

昨日(11月19日)のニュースによれば、ランシット市場には1億立方メートルの水が残留しており、あと1週間で排出できるとのこと。あまり期待はしていませんが、楽しみに待つとしましょう。


11月12日に撮影した、ランシット周辺の写真を貼っておきます。

ランシット市場付近。ランシット・パトゥムタニ通りを、ドンムアン高速道路上から撮影。道路が運河になっております。

ウィパワディー・ランシット通り上り線、ロータス・ランシットへのUターン道路。奥に見える大きな建物がフューチャーパーク・ランシット。クルマがまったく通らず、たまに舟が走っていくだけ。静寂。

フューチャーパーク・ランシット。
この洪水の中、Big-Cは休まずに営業を続けました。拍手!左下に見える舟は、Big-Cへ買い物に行くのでしょう。水の中を歩いている人も、Big-Cの緑のポリ袋を持っていました。
11月18日から再開したと聞きましたが、こんな状態ではお客さんも従業員も行けません。無理に再開する必要はないのではと思います。

Zeer ランシット。ここの土地は低いので、排水と再開には時間がかかりそうです。