2014年9月17日水曜日

橘玲著「マネーロンダリング入門」が面白い

Amazon で今日だけ 299円のセールをしている橘玲著「マネーロンダリング入門」が面白い。

マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで
幻冬舎 (2013-05-31)
売り上げランキング: 1

ちょうどタイでは代理母事件があり、プラユット首相が相続税の導入を9月12日の演説で明言したことで、タイ社会の関心が相続税に集まっている。検討中の案は、5千万Bまで非課税、5千万~2億Bは10%、2億B以上は20%。相続税は、1千万Bまで非課税、1千万~4千万Bは10%、4千万B以上は20% というもの。不平等な社会は、相続税を導入すれば平等になるのだろうか?著者は、おそらくそうはならない、世界には相続税のない国もあり(例えばシンガポール)、富裕層は低い税率を求めて国外へ逃避し、残された人々との格差はさらに拡大するだろうと言う。

タイやラオスでは、偽米ドル札の事件がたまにある。例えば9月13日には、タイのノンカーイ駅前で、偽ナンバーを付けたベンツに乗り、偽ドル札17万ドルを所持していたタイ人4名を警察が逮捕されるという事件があった。偽札はロッブリ県で14万バーツで購入し、ラオスでの木材買付に使うつもりだったという。偽札、特に北朝鮮の偽ドル札は、マネーロンダリング、あるいは不正の手段として、優れたものなのだろうか?以前から持っていたこの疑問にも、著者は明快に答えている。

また、カシオ元次長が116億円を不正流用した事件では、橋本茂男という米国の私立探偵が登場する。橋本は1975年に渡米し、警察学校を卒業、日本人ではじめてニューヨーク市警の警察官になった。この人物については、沢木耕太郎『彼らの流儀』に収録された「日本の日」に記されているとのことで、こちらも読んでみたい。

彼らの流儀 (新潮文庫)
彼らの流儀 (新潮文庫)
posted with amazlet at 14.09.17
沢木 耕太郎
新潮社
売り上げランキング: 187,640

0 件のコメント:

コメントを投稿