2017年7月12日水曜日

5期連続赤字!タイの丸亀製麺はどん底からの復活なるか?


Kamaage udon, at Marugame Seimen (2013.06.01).jpg
By Lombroso - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

タイの丸亀製麺についてツイッターでつぶやいたところ、意外に反響が大きかったので、少し調べてみました。売上高、利益等については、タイの商務省のサイトで公開されている情報を参照しています。



タイ丸亀製麺の歩み

2011年 設立

日本で丸亀製麺を運営しているのは、株式会社トリドールホールディングスという東証一部上場企業。
タイの丸亀製麺は、こちらの記事によると、「M.T.R.」と「Boutique」というタイの地場不動産会社2社が合弁で設立した「NODU FOODS」という会社です。設立は2011年、フランチャイズ権を獲得し、丸亀製麺をチェーン展開しています。社名の NODU はうどんという単語を逆から綴ったそうです。

2012年 売上高5,337万バーツ 純損失2,102万バーツ

1月 スクンビット49に1号店を開店(記事) →後に閉店
5月 Big-C ラチャダムリ店に2号店を開店 →後に閉店
7月 フューチャーパーク・ランシット支店を開店 →後に同デパート内のフードコートに移転
着々と店舗を増やしていきますが、後に閉店したところもあります。

2013年 売上高8,575万バーツ 純損失5,111万バーツ

2期連続赤字になり、このままではヤバイと思ったんでしょうか、それまではタイ独資だったんですが、トリドール側が6,000万バーツの新規発行株を引き受け、同社株式の40%を取得、経営に参入します(参照記事:トリドール/タイのFC法人に出資 2013年12月13日)。
株主比率を見ると、タイ60%、香港40%となっていますので、トリドール側は香港の子会社?を経由して出資しているようです。
しかし業績は回復しません。

2014年 売上高1億2,659万バーツ 純損失3,294万バーツ

この頃から、メニューが迷走し、うどん以外の親子丼、カレーなどの提供を開始しました。店舗のオペレーションも混乱していました。
ただしこちらの記事によると、海外事業の赤字は想定の範囲内だったようですが。

2015年 売上高2億4,255万バーツ 純損失3,061万バーツ

11月には資本金を3億7,000万バーツに増資。トリドール側の出資比率は40%ですので、計1億4,800万バーツを出資したことになります。

2016年 売上高2億1,770万バーツ 純損失6,239万バーツ

この頃から、既存店舗を閉鎖し、フードコートに移転を始めています。売上が落ちているのはそのためでしょう。
記事を書いた時点で、こちらの公式サイトによると29店舗あるそうです。


2012年の設立から2016年まで、なんと5期連続の赤字。赤字額は5期合計で1億9,807万バーツ。はたしてここから奇跡の復活は可能でしょうか。

考えられる今後シナリオとしては、
・黒字転換
・赤字が続き、タイ側・トリドール側の両方が増資を続ける
・トリドール側がギブアップして、持ち株をタイ側に譲渡、以後はタイ側が経営する(よくあるパターン)

といったあたりでしょうか。今後の展開に注目です。

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